「拉致監禁」とは何だったのか?・・・真のお父様への背信の根源を探る

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2017年5月31日 by hondach

私は「拉致監禁」の経験者である。約20年も前の話だ。大学時代に2回、卒業後に1回、合計3回拉致監禁された。特に3回目の拉致監禁は最も長く過酷な戦いで、かなり努力はしたが、それでも事態を収拾し解決するのに10ヶ月かかった。つまり私は10ヶ月間監禁されていた。

拉致監禁の被害者として名高い後藤さんは12年間の監禁なので、到底そのレベルには及ばない。しかしそもそも拉致監禁では、1年を越えることは非常にレアケースであり、10ヶ月間の拉致監禁ですら、反対牧師が「なぜこんなに長くかかるのか」と首をかしげる程の、異例の長さだったのである。

私の3回の監禁には、岡山と京都、滋賀の3つのキリスト教会が関わり、私は約50名近くの元食口から話を聞いた。だから私は家庭連合やサンクチュアリの中で、誰よりも深く、元食口に同情するのだ。彼らの苦しみと悲しみをこの目で見て知っているからだ。

私が拉致監禁のことを書こうと思ったのには理由がある。当時は3万双の祝福の後で、反対牧師のよる拉致監禁は最高潮に達していた。しかし約20年という月日が私の記憶を曖昧にさせ、今では私自身もよく思い出せない部分が出て来た。なので拉致監禁とは何だったのか、当事者の視点から記録しておこうと思ったのだ。

そしてこちらがより重要なのだが、拉致監禁というのは、「統一教会」VS「反対派」と単純に捉えがちであるが、それは極めて表面的な捉え方であって、実際は教会内の「真のお父様への不信」に原因があるからである。

つまり「真のお父様への不信」こそが、「拉致監禁問題」の本質であり、それが今日の「家庭連合の背信」の根源だからである。だからサタンの犯罪行為の全容を、当時者として告発することが私の義務だと思ったのだ。

まず拉致監禁とは何か?を理解するために、拉致監禁のモデルケースを書いてみよう。

拉致監禁の準備は、実際に拉致監禁を決行する数年前から始まる。拉致監禁は、暴力的に対象者を拘束して監禁する行為なので、多くの協力者がいないと実行できない。しかしこの様な行為には、当然良心の呵責を伴うので、途中で精神的に耐えられなくなる人が出てくる可能性がある。そこで実際に拉致監禁を決行する数年前から「いかに統一教会が間違った組織であり、なぜ拉致監禁が必要なのか」という徹底した思想教育が行われるのである。

そして関係者全員の思想教育が終わると、今度は監禁する対象者の身辺調査が行われる。何時に外出して、何時に帰宅するのか?駅までの経路は?人通りの少ない時間帯は?興信所を使ったり、関係者自らが張り込みをして行うのである。そして決行当日・・・口にタオルを噛ませて、あっと言う間にワゴンに乗せられ、監禁用のマンションまで連行される。移動中の車では暴れないようにガムテープでグルグル巻きにされる。

では監禁用のマンションはどんな所だろうか?マンションは改造され、玄関には複数の鍵が掛けられている。壁の内側に更に防音材が貼られ、音が洩れない様に改造されている。窓には強化ガラスが使われ、常時厚いカーテンで覆われている。閉じ籠りを防ぐため、全ての部屋の扉は取り外されカーテンで仕切られている。もちろんトイレや浴室も例外ではない。当然玄関や窓に近づくことは許されず、近づけば拘束されることもある。

後藤さんの手記では、12年に及ぶ監禁生活と、食事が与えられない等、過酷な経験の告白があったのだが、それはかなりレアケースであり、その様なイメージで捉えてしまうと本質が分からなくなってしまう。

拉致監禁中は、暴れたり大声を出したりさえしなければ、3食とも豊かな食事ができ、勉強会をするための静かな環境が与えられるのが普通である。それに何と言っても、実の親なのだ。非情な行為には誰も耐えられないのだ。また拉致監禁を実行するのには、準備期間も含めると最低でも数千万円はかかるのであるが、その目的は子供を傷つけることではなく、教会へ通うことを止めさせることだからである。

監禁中に行うことはただ一つ、統一原理の勉強だけである。つまり統一原理が間違っていることを理解するための勉強である。拉致監禁をして勉強会を行うのは大体2~3ヶ月程である。つまり2~3ヶ月あれば、普通は「統一教会が間違っていた」ことを理解し、脱会するのである。

脱会後は「リハビリ」と称して、数ヶ月~数年間は、反対牧師と親の監視の下で、一緒に反対活動を行うことになる。他の人を脱会させることが、自身が本当に脱会したことの証明になるからだ。これが拉致監禁の大まかな流れである。

ここで本当に理解しないといけないのは、口にタオルを噛まされる、とか、ガムテープで縛られる、といった外的な問題などではない。

拉致監禁を行うために親族全員がどれだけ大きな犠牲を払っているのか、それを理解しなければ、この問題の深さは到底理解できないのだ。私の親は、拉致監禁の準備のために、全国47都道府県で行ったことのない場所はない。反対牧師や元食口から話を聞くためだ。また拉致監禁に協力してもたうため、協力者には毎回交通費プラスアルファを渡していた。ある時は遠方の協力者のために航空機をチャーターしたこともある。そういった生活が、拉致監禁の準備期間中は何年も続くのだ。

また親戚も多くの犠牲を払っている。拉致監禁に協力する親戚は、拉致監禁の当日から終了までの数ヶ月間、一緒にマンションに閉じ籠って勉強会をすることになる。しかし彼らは会社で休暇を取って参加している訳ではない。

拉致監禁の準備をしていることが対象者にバレないようにするため、親戚はその期間、全員が会社を無断欠勤するのである。もし休暇を取ったことが対象者に洩れでもしたら、拉致監禁が失敗してしまう可能性があるからだ。つまりクビは覚悟の上なのだ。また拉致監禁が無事に終わっても、復職できる保証はないのだ。仕事を捨て、今後の人生設計も何もかも全て捨てて、拉致監禁を行っているのだ。曖昧な気持ちで出来ることではないのだ。

また私の拉致監禁では、実際に人がひとり亡くなっている。従姉が初産で流産したためだ。伯母はさぞや娘の初産に付き添いたかったであろう。しかしそうしないで、私の拉致監禁に協力していたのだった。

ではどうして拉致監禁されると2~3ヶ月で脱会してしまうのであろうか?信仰がなかったのだろうか?いや決してそうではないのだ。そもそも宗教問題で、神学論争だけで誰かを転向させるなど、そう簡単にできる話ではないのだ。

ではどうして多くの食口が、拉致監禁で脱会してしまったのだろうか?

誤魔化さずにハッキリと書こう。問題は2つあった。1つは「霊感商法」であり、もう1つが「六マリア」の問題であった。これが教会が抱えていた2つの病巣だったのだ。拉致監禁の現場で、「霊感商法」と「六マリア」の問題を持ち出された途端、多くの食口が教会を離れることになってしまったのだ。そしてこの2つがキラーワードだということは、教会は当時から知っていたのである。

しかし霊感商法は、日本がエバ国として世界摂理を支えていくための重要な柱であり、また六マリアの問題は、公表すれば信徒が離れて献金が減ってしまう恐れがあったために、教会はこの2つが問題であることを知りながら、何の抜本的な対策も取らずに、小手先の対策だけに終始していたのだ。

しかしこの2つの問題は、元をたどれば、教会幹部の「不正蓄財」と、六マリアを巡る「真のお父様への不信」が引き起こしたものである。しかし教会は、摂理的な無知と保身のために、教会幹部の不正蓄財と六マリアの問題に封印をし、拉致監禁された食口を見殺しにしていたのである。

ハムがノアの裸を覆ったのと同じ過ちを繰り返していたのだ。

家庭連合は、拉致監禁問題に取り組んでいたと主張しているが、これは真っ赤な嘘である。実際には家庭連合は、統一教会の名称だった頃から、終始一貫して拉致監禁問題には無関心を決め込んでいた。これは拉致監禁の被害者なら誰もが知っている事実である。

私は3回目の監禁から解放された後、教会からハッキリと言われたことがある。

「拉致監禁は個人の家庭問題なので、もし訴えるなら訴えても構いませんが、教会としては一切協力できません。」

これが終始一貫した教会の方針だったのだ。

これが変化したのは、国進様が財団の理事長に就任してからである。国進様は教会と関連企業の財務に初めてメスを入れた方であり、財務の透明性を目指した方であった。後藤さんの裁判が行われたのも、国進様の時代であった。もし国進様が理事長でなければ後藤さんの裁判は行われなかっただろう。

また亨進様は、教会で初めて六マリアの問題を公表された方である。それまで教会では六マリアの問題は反対派のねつ造だとして、完全無視されていたのであった。

つまり国進様と亨進様の2人だけが、本当の意味で真のお父様を愛し、教会が抱えていた病巣を取り除こうとしていたと言えるのだ。

本来、教会は拉致監禁問題を撲滅するために、まず教会内の不正をなくし、そして六マリアの問題も正々堂々と公表すべきだった。しかしそうしなかった。それは真のお父様を不信していたからだ。本当は信仰を失っていたのに、信じているフリをして食口を騙していたのだ。

そしてその不信のツケを、末端の青年や婦人などの立場の弱い人達が、人知れず支払わされていたのである。これが拉致監禁問題の真相なのだ。

本当の敵は教会の内部にいたのに、外部の敵を使って目先をそらしていたのだ。これが今まで教会がひた隠しにしてきた真実なのだ。サタンよ、恥を知れ!

今までこの様な観点から、拉致監禁問題を取り上げた人は誰もいなかった。それは外部の敵ばかりに目が行くように仕向けられていたからである。しかし拉致監禁問題が、「真のお父様への不信」が原因だったことを指摘しなければ、いつまでも根っこにサタンが住み着いたままだ。

サタンを分別するためには、真実を知る人が証言しなければならないのだ。またそうしなければ、拉致監禁で離れて行った元食口も浮かばれないのだ。こうしてサタンの犯罪行為を告発することで、サタンにも本然の立場に戻る道ができ、離れていった元食口にも、いつの日か戻って来る道が開かれるのだ。

ヨナニムのインタビュー(2015/10/25)

「しかし、そこで、日本人の責任達、皆が、その問題には、立ち入らないでくださいと、国進様に言いました。」

「もし、問題に立ち入れば、あなたは、見たくない問題、明らかにしたくないいろんな問題がつまった箱を開けるようなものです!と」

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